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膝蓋腱反射 しつがいけんはんしゃ knee-jerk reflex

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

膝蓋腱反射
しつがいけんはんしゃ
knee-jerk reflex

大腿四頭筋反射ともいう。膝頭の真下 (膝蓋腱) を鋭くたたいたとき,足が突然前方にはね上がる反射。膝蓋腱をたたくことで大腿四頭筋がすばやく伸張し,筋紡錘の張力受容器からのインパルスが腰髄に伝えられて伸張反射が起る。

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デジタル大辞泉の解説

しつがいけん‐はんしゃ【膝蓋×腱反射】

下肢を曲げ、膝蓋骨の下のところを軽くたたくと、筋肉が収縮し、下肢が上がる反射。脚気(かっけ)などの診断などに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

膝蓋腱反射【しつがいけんはんしゃ】

腱反射の一つ。膝(ひざ)の直下にある膝蓋腱をたたくとき,大腿(だいたい)四頭筋が収縮して反射的に下腿が前方へ伸展する現象。被検者を腰掛けさせ,両下腿をだらりと下げさせて行うとよく観察できる。
→関連項目反射(生物)

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世界大百科事典 第2版の解説

しつがいけんはんしゃ【膝蓋腱反射 knee reflex】

膝関節の伸筋である大腿四頭筋の腱は脛骨上端部に終わるが,この腱を膝蓋骨の直下で叩打すると,大腿四頭筋が反射性に収縮して膝関節が伸びる。この反射を膝蓋腱反射という。これは,腱をたたいたことにより大腿四頭筋が一時的に引き伸ばされて起こった伸展反射で,大腿四頭筋反射patellar tendon reflexともいう。反射中枢は,ヒトでは第2~4腰髄にある。脊髄癆(ろう),脊髄前角炎,多発性神経炎,脚気等で反射弓のどこかが障害されると,この反射は減弱・消失するため,これら疾患の検査に利用される。

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大辞林 第三版の解説

しつがいけんはんしゃ【膝蓋腱反射】

膝蓋腱部を打つと大腿四頭筋が収縮して膝関節が伸展する脊髄反射。脚気かつけ・末梢神経炎などのとき減弱ないし消失し、中枢神経障害、例えば脳炎・脳出血などのとき亢進こうしんする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

膝蓋腱反射
しつがいけんはんしゃ

膝蓋腱をたたいたとき、この腱が付着している大腿(だいたい)四頭筋に反射的に収縮がおこることをいう。腱をたたくことによって、それにつながる筋肉が伸びると、その筋肉の中の筋紡錘(伸展受容器)が興奮して収縮という現象がおこる。膝蓋腱反射は脊髄(せきずい)反射の一種で、ただ1個のシナプスだけが関与する単シナプス性の伸張反射であり、反射の中枢は脊髄の第2腰髄と第4腰髄の間にある。臨床的には、ビタミンB1の欠乏や神経系の疾患の診断に利用される。患者があおむけに寝ているときは膝関節を約120度曲げさせ(椅子(いす)に腰掛けているときは膝(ひざ)を重ねさせる)、大腿四頭筋の腱を膝蓋の下でたたくと、四頭筋が収縮して下肢が前に飛び出す。脚気(かっけ)のほか、脊髄の後索や末梢(まっしょう)神経に病変があるとこの飛び出しは減弱する。また脳に傷害があると、亢進(こうしん)するが、これは、膝蓋腱反射の中枢が脊髄より上位にある脳によって抑制されているためで、脳に傷害があると、この抑制は除かれることになる。[鳥居鎮夫]

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世界大百科事典内の膝蓋腱反射の言及

【運動】より

…(a)伸張反射 これは筋肉とくに伸筋が一過性にまたは持続的に引き伸ばされると反射的に収縮が生ずるもので,筋肉の長さを自動的に制御し,とくに背筋や下肢伸筋の抗重力筋群によく発達していて,直立姿勢の保持に役だつと考えられる。この反射に属するものとして,膝蓋腱反射(しつがいけんはんしや)やアキレス腱反射などの腱反射がある。この場合,伸張反射を起こす刺激として,腱をたたき筋肉を伸張する方法が用いられる。…

【筋肉】より

…停止腱のうち,膝蓋骨の下端から脛骨粗面までの部分をとくに膝蓋靱帯(または膝蓋腱)という。この部を体表からたたくと,反射によって大腿四頭筋が収縮して,膝関節が伸展する(膝蓋腱反射)。大腿四頭筋は,体表からその輪郭をよく観察できるが,ことにひざを強く伸展したとき,膝蓋骨の直上部で,内側広筋と外側広筋の下端の膨らみをよく観察できる。…

【伸展反射】より

…臨床的には筋肉を伸展させる際に腱をたたくので腱反射ともいわれる。伸展反射は,膝蓋腱反射やアキレス腱反射(アキレス腱をたたくと,腓腹筋やひらめ筋に収縮が起こる反射)のように,正常動物でもみられるが,上位中枢からの影響を受けていて一般に起こりにくい。上位中枢が障害され,抑制性の影響が弱まると,伸展反射は亢進し,持続的に,また反復して起こる。…

【脊髄】より

…次いで前根繊維から筋肉に行き,筋肉が収縮して反射的に運動が起こる。よく知られているものに膝蓋腱反射がある。これは,ひざの関節を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)の腱をハンマーでたたくと下腿が伸びる反射である。…

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