臍炎(読み)サイエン(その他表記)omphalitis

デジタル大辞泉 「臍炎」の意味・読み・例文・類語

さい‐えん【×臍炎】

へそ炎症新生児臍帯が脱落したあとに細菌が感染して起こることが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「臍炎」の意味・読み・例文・類語

さい‐えん【臍炎】

  1. 〘 名詞 〙 新生児の臍(へそ)病気。臍帯がとれたあとに細菌が感染して炎症をおこし、臍やその周囲皮膚が赤くはれ、分泌物が出るようになるもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臍炎」の意味・わかりやすい解説

臍炎
さいえん
omphalitis

臍部の炎症をいう。臍帯が脱落した直後は臍炎が起りやすい。臍部の皮膚が発赤腫脹し,分泌物が出る状態が長く続けば,臍肉芽腫となって臍が臍窩から飛出してくる。また成人,特に肥満者では臍窩が深いので,垢や汗が蓄積したり,手指で掻くことが原因で,臍炎を起すことがある。局所を清潔にしてアクリノールなどで湿布し,抗生物質を投与すれば短時日でなおる。肉芽腫は切除が必要である。

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