臨界量(読み)リンカイリョウ

デジタル大辞泉 「臨界量」の意味・読み・例文・類語

りんかい‐りょう〔‐リヤウ〕【臨界量】

臨界質量

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百科事典マイペディア 「臨界量」の意味・わかりやすい解説

臨界量【りんかいりょう】

原子爆弾原子炉原子核分裂連鎖反応が起こるのに必要な最小限核分裂物質の量。これ以下では核分裂物質の体積に比べ表面積割合が大きいため,表面から逃げる中性子が相対的に多く,連鎖反応が持続しない。原子炉では,核分裂の連鎖反応が持続して始まる状態を臨界といい,臨界状態に必要な核燃料質量をいう。臨界量は核分裂物質の種類・性状,炉体の構造,中性子反射材の有無等により異なる。→臨界状態
→関連項目臨界前核実験連鎖反応

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臨界量」の意味・わかりやすい解説

臨界量
りんかいりょう

臨界」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の臨界量の言及

【核兵器】より

…同年春,ニューメキシコ州ロス・アラモスに爆弾を製造するための研究所を設立し,J.R.オッペンハイマーが所長に就任した。ここでは臨界量の理論計算および実験,爆弾の設計,製造を目的とし,マンハッタン計画の中でも特にY計画と呼ばれた。45年ハンフォードから239Puを,オーク・リッジから235Uを受け取ってから原爆の製造は急速に進められた。…

※「臨界量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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