自彊術(読み)ジキョウジュツ

デジタル大辞泉 「自彊術」の意味・読み・例文・類語

じきょう‐じゅつ〔ジキヤウ‐〕【自×彊術】

東洋的な健康増進法の一。中国道家どうかの導引に現代体操を加味したもので、気力体力を養成する術。大正5年(1916)中井房五郎の創案

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精選版 日本国語大辞典 「自彊術」の意味・読み・例文・類語

じきょう‐じゅつジキャウ‥【自彊術】

  1. 〘 名詞 〙 道家で行なう導引と近代体操を組み合わせた健康増進のための運動。大正五年(一九一六)中井房五郎が創案したもので、体、手足関節屈伸など三一動作からできている。〔異国膝栗毛(1928)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自彊術」の意味・わかりやすい解説

自彊術
じきょうじゅつ

大正時代初期,治療師中井房五郎が創始した健康体操で,第2次大戦前の一時期には,その実践者数が 100万人にも達するほどの盛況ぶりを示した。その後,久家恒衛,近藤芳朗らに受け継がれ現代に至り,今でも真向法とともに根強い人気がある。その名前は,中国の古典易経』に由来しており,道家の導引術を基本にし,近代の体操を取り入れ,31種類の動きから構成されている。その動きはすべて反動を利用していること,また呼吸運動ほかはすべてに発声を要することなどが特徴である。

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