真向法(読み)まっこうほう

共同通信ニュース用語解説 「真向法」の解説

真向法

真向法まっこうほう 福井県出身の長井ながいわたる実家寺院で、礼拝の際のおじぎ様子を見て創案した体操長井は42歳で、脳出血後遺症のため体が不自由になったが、おじぎの練習を繰り返したことで、体が動くようになり、健康を取り戻した。この体操が真向法の原型となり、1933年から普及活動が始まった。現在、放送大学の体育実技の履修が認められる種目の一つになっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真向法」の意味・わかりやすい解説

真向法
まっこうほう

浄土真宗の寺の出身者である長井津の創案した,体操法の一つ。長井は 42歳の時,脳卒中になったが,浄土真宗の礼拝方式からヒントを得て,自分のリハビリテーション用に創案した真向法で回復したという。真向法には第1動作から第4動作まで,わずか4つの体操しかないが,手軽にだれでもできるという特徴があり,多くのファンがいる。準備運動柔軟体操にもそのまま取り入れられる内容であり,足や腰部筋肉・腱に弾力がつき,股関節が柔軟になる,脊椎 (せきつい) が伸びてまっすぐになるなどの効果を示す。ただし,毎日続けてやることが大切である。

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