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自形 ジケイ

デジタル大辞泉の解説

じ‐けい【自形】

火成岩中の鉱物の形で、鉱物固有の結晶面の発達しているもの。→他形

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岩石学辞典の解説

自形

火成岩の鉱物粒が,その鉱物に特有の結晶面で完全に囲まれたものをいう[Pirsson : 1899].この組織には多くの名称が付けられたがすべて同じ組織のことである.しかし土壌の分野でautomoprhicは土壌が形成される過程で地下水の影響がないことをいう[Neustruev : 1931, Robinson : 1936, Tomkeieff : 1983].idiomorphic[Rosenbusch : 1887],automorphic[Rohrbach : 1886],panidiomorphic,eumorphic[Greenly : 1919]はすべて自形という意味である.ギリシャ語のeuは英語のwellまたはtrueで,hedraは面,idioはそれ自体の,morpheは形の意味である.

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大辞林 第三版の解説

じけい【自形】

その鉱物固有の結晶面が発達している場合の鉱物の形を言い表す語。 → 他形

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自形
じけい

結晶質物質の外形を表す用語で、通常結晶面で囲まれているため、自形結晶ともいう。その物質に固有の結晶面がよく発達し、物質の外形が完全あるいはそれに近い状態で存在している場合を示す。厳密にする必要のある場合は、完全自形という表現も用いられる。火山岩の斑晶(はんしょう)のように、他物質と接して存在する場合と、空隙(くうげき)中の鉱物のように、他物質と接していない場合とがある。[加藤 昭]

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世界大百科事典内の自形の言及

【鉱物】より

…例えばアルミナシリカゲルのように天然産無機物質であって非晶質であるもの,また常温では液状を呈する自然水銀,またグアノ堆積中に産出する含水シュウ酸アンモニウムのような有機質結晶などである。
【鉱物の諸性質】

[形態]
 鉱物が自由な空間において結晶した場合は,本来その鉱物の示す規則正しい対称性をもつ凸多面体の結晶形態を示し,この場合を〈自形〉を示すという。岩石の空隙(晶洞)中に熱水より生じた水晶の結晶はその例である。…

※「自形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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