自由経済貿易地帯(読み)じゆうけいざいぼうえきちたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自由経済貿易地帯」の意味・わかりやすい解説

自由経済貿易地帯
じゆうけいざいぼうえきちたい

北朝鮮が 1991年 12月,豆満江 (中国名は図們江) 河口に近い日本海沿岸の羅津,先烽地区に設置を決めた外国投資奨励の特別開発区。中国の経済特区や韓国,台湾などの輸出自由地域に近いもので,国連開発計画 (NUDP) も北朝鮮,中国,ロシア三国の国境が接する豆満江開発計画一環として支援する構えをみせている。隣接する清津を自由貿易港とし,一帯を貿易貨物輸送,仲介貿易,加工工業などの拠点にすることを目指しており,外国人投資法,外国人企業法,合弁法などを 92年 10月に成立させた。しかし,税法,土地利用法などの制定は進まず,北朝鮮の核兵器開発疑惑と核査察問題のこじれで,計画は遅れをきたしている。

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