仲介貿易(読み)ちゅうかいぼうえき(英語表記)intermediary trade

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仲介貿易
ちゅうかいぼうえき
intermediary trade

三国間貿易ともいう。外国の2国間で行われる貿易について第三国の貿易業者が仲立ちをし,商品の輸送や代金決済を行う形式の貿易。広義の中継貿易ともいえるが,日本では貿易管理制度上それと区別している。中継貿易との相違点は,貿易商品が仲介国を経由しない点 (単なる港での積替えは除く) である。日本では仲介貿易を行う場合,代金の受領もしくは支払いが2年をこえるような特殊決算には輸出承認が必要である。

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デジタル大辞泉の解説

ちゅうかい‐ぼうえき【仲介貿易】

供給国と需要国との間で第三国が行う貿易取引。商品は第三国を通過せず輸出国から輸入国に向けて輸送され、第三国は仲介手数料を取得する。三国間貿易

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百科事典マイペディアの解説

仲介貿易【ちゅうかいぼうえき】

外国間の貿易を売買契約の当事者として仲介するだけの貿易。例えば,日本企業が契約の当事者あるいは仲介者となって,外国製品を日本以外の第三国や製品生産国自体に売買する貿易取引のこと。貨物が仲介国を通過するか否かは問わない。このような取引が日本企業の海外支社や海外現地法人によって行われる場合は三国間貿易という。為替事情,決済方法,保証,情報収集など海外貿易実務に精通した総合商社が主に行っている。現在,輸入貿易管理令(1949年)で通産大臣の許可を要する。
→関連項目通過貿易

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大辞林 第三版の解説

ちゅうかいぼうえき【仲介貿易】

外国間の貿易を第三国が取り次ぐ貿易。商品は外国間で移動するが、代金の決済は第三国が行う。三国間貿易。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仲介貿易
ちゅうかいぼうえき
intermediary trade

わが国の「外国為替(かわせ)及び外国貿易法」(略称「外為法(がいためほう)」)では、外国相互間における貨物の移動を伴う貨物の売買に関する取引と定義されており、一般には三国間貿易ともいわれている。その典型的な形態として次のごときものがある。わが国の貿易業者(居住者)が売買契約の当事者となり、ある貨物についてA国の輸出者(非居住者)と買い契約を、B国の輸入者(非居住者)と売り契約を結ぶ。そして物品はA国からB国へ直送させ、輸入者からその代金を受け取り、輸出者へは代金を支払い、その差額を仲介の手数料として入手する。この場合、物品がA国からB国へ直送されず、わが国に一度陸揚げされて、そのままあるいは加工されてB国に再輸出されるときは、仲介貿易といわず中継(なかつぎ)貿易という。わが国の旧外為法では、仲介貿易は、居住者が売買契約の当事者になる場合は、当時の通産大臣の許可を必要としたが、1980年(昭和55)12月施行の新外為法では原則として自由となった。[田中喜助]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちゅうかい‐ぼうえき【仲介貿易】

〘名〙 外国の売主(供給国)と別の外国の買主(需要国)との間の物品売買について第三国の商社などが手数料をとってその仲介に当たる貿易形態。

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世界大百科事典内の仲介貿易の言及

【三国間貿易】より

…貿易商社が在外支店を通じて第三国間で行う貿易取引で,仲介貿易ともいう。たとえばある日本商社のシカゴ支店が売買,保証,債務決済といった貿易責任の当事者となってアメリカからインドネシアへ小麦を輸出し,アメリカへインドネシアの衣料品を輸入したりする場合がこれにあたる。…

※「仲介貿易」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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