デジタル大辞泉
「自閉スペクトラム症」の意味・読み・例文・類語
じへいスペクトラム‐しょう〔‐シヤウ〕【自閉スペクトラム症】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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自閉スペクトラム症(ASD)
発達障害の一つで、他人の気持ちを読み取るのが苦手だったり、特定の物事に強いこだわりがあったりといった特性が現れるとされる。人によって特性の濃淡や種類にグラデーションがあることから、近年は「連続体」を意味するスペクトラムを含んだASDの呼び方が、従来の自閉症より広がっている。4月2日の世界自閉症啓発デーは2007年の国連総会で定められた。日本では、各地の観光名所がシンボルカラーの青色に照らされる。また、同8日までASD以外も含めた「発達障害啓発週間」としている。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
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「自閉スペクトラム症」の解説
自閉スペクトラム症
生まれながらの脳の働きの違いから起こる発達障害の一つで、主に社会性に困難を抱える障害。原因は解明されていないものの、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こるとされている。症状は生後まもなくから小児期早期に始まり、社会的コミュニケーションにおける障害と同一性へのこだわり、決まった手順への異常な固執など、興味の偏りの強さが大きな特徴として挙げられる。根本的な治療法は確立していないものの、個々の発達したペースに合った早期からの療育や環境調整などにより症状を緩和できるとされている。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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