自閉スペクトラム症(読み)ジヘイスペクトラムショウ

デジタル大辞泉の解説

じへいスペクトラム‐しょう〔‐シヤウ〕【自閉スペクトラム症】

人との相互的な意思疎通や状況に応じた適切な行動がとりにくい、特定物事へのこだわりが強く柔軟な対応ができない、といった自閉症特性を示す発達障害総称自閉症アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害を、境界のあいまいな連続した一つの障害として捉えたもの。自閉症スペクトラム障害ASD(autism spectrum disorder)。
[補説]広汎性発達障害とほぼ同義に用いられることもあるが、DSM-5ではレット症候群小児期崩壊性障害を自閉スペクトラム症に含めていない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵miniの解説

自閉スペクトラム症

生まれながらのの働きの違いから起こる発達障害の一つで、主に社会性に困難を抱える障害。原因は解明されていないものの、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こるとされている。症状生後まもなくから小児期早期に始まり、社会的コミュニケーションにおける障害と同一性へのこだわり、決まった手順への異常な固執など、興味の偏りの強さが大きな特徴として挙げられる。根本的な治療法は確立していないものの、個々の発達したペースに合った早期からの療育や環境調整などにより症状を緩和できるとされている。

(2017-11-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報