デジタル大辞泉 「自閉スペクトラム症」の意味・読み・例文・類語 じへいスペクトラム‐しょう〔‐シヤウ〕【自閉スペクトラム症】 人との相互的な意思疎通や状況に応じた適切な行動がとりにくい、特定の物事へのこだわりが強く柔軟な対応ができない、といった自閉症の特性を示す発達障害の総称。自閉症・アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害を、境界のあいまいな連続した一つの障害として捉えたもの。自閉症スペクトラム障害。ASD(autism spectrum disorder)。[補説]広汎性発達障害とほぼ同義に用いられることもあるが、DSM-5ではレット症候群と小児期崩壊性障害を自閉スペクトラム症に含めていない。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
共同通信ニュース用語解説 「自閉スペクトラム症」の解説 自閉スペクトラム症 自閉症やアスペルガー症候群など発達障害の総称。対人コミュニケーションが難しいといった特徴を持つ人々を広く捉えようと新しく定義された分類。100人に1人程度いるとされる。遺伝的要因や環境要因の組み合わせによって発症すると考えられているが、詳しいメカニズムは分かっていない。更新日:2016年11月19日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
知恵蔵mini 「自閉スペクトラム症」の解説 自閉スペクトラム症 生まれながらの脳の働きの違いから起こる発達障害の一つで、主に社会性に困難を抱える障害。原因は解明されていないものの、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こるとされている。症状は生後まもなくから小児期早期に始まり、社会的コミュニケーションにおける障害と同一性へのこだわり、決まった手順への異常な固執など、興味の偏りの強さが大きな特徴として挙げられる。根本的な治療法は確立していないものの、個々の発達したペースに合った早期からの療育や環境調整などにより症状を緩和できるとされている。 (2017-11-30) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by