至難(読み)シナン

デジタル大辞泉 「至難」の意味・読み・例文・類語

し‐なん【至難】

[名・形動]この上なくむずかしいこと。また、そのさま。「至難のわざ」
[類語]難しい困難難いしち難しい小難しい難解分かりにくい詰屈きっくつ詰屈聱牙ごうが晦渋かいじゅう深遠高度ハイブロー歯が立たないちんぷんかんちんぷんかんぷん不可解ハードルが高い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「至難」の意味・読み・例文・類語

し‐なん【至難】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) きわめて困難なこと。この上なくむずかしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「而してこれを創造する人の至難至艱の事を忍び」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. 「純粋の模倣は斯の如く至難なものである」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
    3. [その他の文献]〔白居易‐為人上宰相書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「至難」の読み・字形・画数・意味

【至難】しなん

極めて困難。

字通「至」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android