デジタル大辞泉
「舌代」の意味・読み・例文・類語
ぜつ‐だい【舌代】
1 「申し上げます」の意で、あいさつや値段表などの初めに書く語。口上書き。しただい。
2 口頭で伝える代わりに書いた、短いあいさつ。
「一通の手紙を取り出して見せた。―として、…金兵衛にあてたものだ」〈藤村・夜明け前〉
した‐だい【舌代】
口で言う代わりに文書に書いたもの。多く、飲食店の品書きのはじめに記す。口上書き。ぜつだい。
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ぜつ‐だい【舌代】
〘名〙 口上のかわりに文書に簡単に書いたもの。「申し上げます」の意で、
挨拶や値段表などのはじめに書く語。口上書き。しただい。
※
人情本・
春色辰巳園(1833‐35)後「
一所に寄添、仇吉が持し文をさし覗
(のぞ)く舌代『ついちょっとやうす、きく間もなつかしききのふけふ』」
した‐だい【舌代】
〘名〙 口で言うべきところを代わりに
文字で書いたものだということを示す語。「申し上げます」というほどの意で、飲食店などに掲示するあいさつや値段表の初めに書く語。口上
(こうじょう)書き。口上。ぜつだい。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報