船舶信号(読み)センパクシンゴウ(その他表記)naval communications

デジタル大辞泉 「船舶信号」の意味・読み・例文・類語

せんぱく‐しんごう〔‐シンガウ〕【船舶信号】

船と船、船と陸との通信に使う信号手旗信号・無線信号・発火信号など。

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精選版 日本国語大辞典 「船舶信号」の意味・読み・例文・類語

せんぱく‐しんごう‥シンガウ【船舶信号】

  1. 〘 名詞 〙 船と船との間、または船上陸上とで交信する通信の方法。紅白二枚の小旗を用いる手旗信号、モールス記号による無線電信、発火信号などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「船舶信号」の意味・わかりやすい解説

船舶信号
せんぱくしんごう
naval communications

大別すれば信号旗による旗旒 (きりゅう) 信号,サーチライト発光信号機による発光信号,汽笛などによる音響信号電波による無線通信がある。歴史的には紀元前 480年のサラミス海戦で信号旗を用いた例が最も古い。 11世紀にはすでにカンテラによる発光信号や,トランペットによる音響信号があった。また,旗,帆,砲も使われるようになり,1673年にはイギリスのヨーク大公によって世界最初の信号書がつくられた。 1780年にはイギリス海軍は 50種の旗を使って,330種の信号を送ることができた。 1934年になると国際通信書によって旗旒,発光,音響信号が統一され,軍艦商船によって用いられるようになった。

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