良寛と子守(読み)りょうかんとこもり

改訂新版 世界大百科事典 「良寛と子守」の意味・わかりやすい解説

良寛と子守 (りょうかんとこもり)

新舞踊劇。1幕。坪内逍遥作。1929年6月東京帝国劇場初演。良寛を13世守田勘弥が演じた。作曲3世常磐津文字兵衛,3世常磐津松尾太夫。振付7世藤間勘十郎舞台越後の国の村はずれの地蔵堂。子ども好きの良寛が,仲間に入っていっしょに毬をついたり,月の兎の故事の話を聞かせたり,鬼ごっこをして遊ぶ。洒脱なかに,しんみりとした人生味をたたえた作。13世守田勘弥の当り芸の一つ。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 菊池

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android