色衆(読み)しきしゅ

精選版 日本国語大辞典 「色衆」の意味・読み・例文・類語

しき‐しゅ【色衆・職衆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しきしゅう」とも ) 仏語
  2. 法会、灌頂などのとき、梵唄(ぼんばい)や、散華(さんげ)金剛杵(こんごうしょ)を持つなどの職務を勤める僧衆
    1. [初出の実例]「みづから儀式をつくり、さらに色衆をととのへて改めていつくしく行へり」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
  3. 五衆の一つ。色蘊(しきうん)のこと。

いろ‐しゅう【色衆・色州シウ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いろしゅ」とも ) 遊里に勤める女。遊女山衆(やましゅう)
    1. [初出の実例]「一角にても色衆への祝儀遣はすばかり、手取となるぞかし」(出典:浮世草子・五箇の津余情男(1702)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android