日本歴史地名大系 「花山古墳群」の解説 花山古墳群はなやまこふんぐん 和歌山県:和歌山市河南地区鳴神村花山古墳群[現在地名]和歌山市鳴神・岩橋岩橋(いわせ)山塊西端に隣合う東西一キロ、南北〇・五キロの小独立山塊花山(七七・二メートル)にある。同山はかつて埴(はに)山・埴輪(はにわ)山・麗(はな)山などと称された。紀ノ川の平野を一望の下に見下ろし、西裾の平地には鳴神(なるかみ)貝塚・鳴神V遺跡・秋月(あきづき)遺跡、西に日前国懸(ひのくまくにかかす)社、太田黒田(おおだくろだ)遺跡がある。当古墳群は、消滅したものも含め九基の前方後円墳と、七〇基余の円墳からなる。古墳時代前期から後期にいたるまでの古墳が築造されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by