花茨(読み)ハナイバラ

デジタル大辞泉 「花茨」の意味・読み・例文・類語

はな‐いばら【花茨】

花の咲いている茨。また、その花。はなうばら 夏》
[類語]薔薇野茨野薔薇蔓薔薇

はな‐うばら【花茨】

はないばら」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「花茨」の意味・読み・例文・類語

はな‐いばら【花茨】

〘名〙 花の咲いているいばら。いばらの花。野ばらの花。《季・夏》
※俳諧・冬の日(1685)「花蕀馬骨の霜に咲かへり〈杜国〉 鶴みるまどの月かすかなり〈野水〉」

はな‐うばら【花茨】

〘名〙 =はないばら(花茨)《季・夏》
※俳諧・浅黄空(1822頃)「花うばら垣ね曲る山家哉」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「花茨」の解説

花茨
(通称)
はないばら

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
花茨胡蝶廼彩色
初演
明治17.11(大阪戎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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