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花見の仇討

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デジタル大辞泉プラスの解説

花見の仇討

古典落語の演目のひとつ。「八笑人」「花見の趣向」とも。上方では「桜の宮」と題する。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

花見の仇討
はなみのあだうち

落語。滝亭鯉丈(りゅうていりじょう)作『花暦八笑人(はなごよみはっしょうじん)』から取材した江戸落語。上方(かみがた)落語に入って『桜の宮』という。別名『八笑人』『花見の趣向』。ただの花見ではおもしろくないと、長屋の者が仇討の仮装を計画した。仲間同士で敵(かたき)の浪人と仇討の巡礼兄弟に扮(ふん)し、仇討のまねをしているうちに、六部(ろくぶ)(六十六部の略。巡礼者)に扮した仲間が仲裁に入り、実は花見の余興だといって見物人をあっといわせようという趣向であった。ところが当日、六部になる男は途中で伯父に会い、酒を飲んで寝てしまう。そうとは知らずに仇討茶番を始めたが、六部がこないので引っ込みがつかない。そこへ本物の侍(さむらい)が助太刀(すけだち)に入る。驚いた敵の浪人と巡礼兄弟はいっしょに逃げる。そこで侍が「これこれ、逃ぐるには及ばぬ、最前から見受けるところ勝負は五分だぞ」「ええ、かんじんの六部が参りません」。4代目橘家円蔵(たちばなやえんぞう)、3代目三遊亭円馬(えんば)、3代目三遊亭金馬(きんば)など名手が多かったが、いまでも演(や)り手は多い。[関山和夫]

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