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苗売り ナエウリ

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デジタル大辞泉の解説

なえ‐うり〔なへ‐〕【苗売り】

初夏に植える野菜や草花の苗を売り歩く人。 夏》「寺の門出て―に逢へりけり/万太郎

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大辞林 第三版の解説

なえうり【苗売り】

野菜や草花の苗を売り歩く人。 [季] 夏。 《 -の立ちどまりつゝ三声ほど /虚子 》

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

苗売り
なえうり

野菜や草花の苗を売り歩く人。江戸で近在の農家の者が晩春から初夏にかけて、胡瓜(きゅうり)、茄子(なす)、芋、玉蜀黍(とうもろこし)や朝顔、桜草の土付きの苗を畚(もっこ)に五つくらい重ねて、または鉢などに植え、天秤(てんびん)棒で担い町中を売り歩いた。上方(かみがた)では夜市で売られた。この苗売りは19世紀に始まったものとみられる。庶民の実用と観賞という生活の要請から生まれたものであろう。19世紀の末に東京で見受けられた苗売りは、手拭(てぬぐい)かぶり、しりはしょりに角帯を締め、盲縞(めくらじま)の上着に紺パッチという姿であったという。近世とは服装は多少変わったであろうが、売り声は同じである。この職業は20世紀に入ると少なくなり、第二次世界大戦後はほとんどみられない。[遠藤元男]
『仲田定之助著『明治商賣往来』(1968・青蛙房)』

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