日本歴史地名大系 「若八幡神社」の解説 若八幡神社わかはちまんじんじや 大分県:宇佐市旧長洲町地区江島村若八幡神社[現在地名]宇佐市江須賀 宮添江須賀(えすか)の西部にある。宇佐宮四所若宮社の一つで、祭神は大鷦命・大葉枝皇子・小葉皇子・鳥皇女の四神を祀る。旧郷社。社伝によると仁寿二年(八五二)創立という。しかし、同年は宇佐宮若宮造営の年であり、「柳ヶ浦町史」は江島(えしま)別符開発に合せ、同別符の鎮守として一二世紀末に別符開発者宇佐公通が勧請したものかとしている。 若八幡神社わかはちまんじんじや 大分県:玖珠郡玖珠町帆足村若八幡神社[現在地名]玖珠町帆足 八幡大岩扇(おおがんせん)山の西麓、森(もり)川左岸に鎮座。旧県社。祭神は大鷦鷯命・伊弉諾命・国狭槌命・天児屋根命。寛元三年(一二四五)帆足広通が鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を勧請したと伝え、永和五年(一三七九)同通経、寛正四年(一四六三)同直清・繁清、永禄九年(一五六六)には同鑑通が修理を加えてきたという(豊後国志)。森藩主来島氏入封後は同藩の保護を得、天和三年(一六八三)・貞享五年(一六八八)には来島通清により社殿の修築があり、また同藩から奉納されていた弩を修理した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by