若山喜志子(読み)ワカヤマ キシコ

20世紀日本人名事典 「若山喜志子」の解説

若山 喜志子
ワカヤマ キシコ

明治〜昭和期の歌人



生年
明治21(1888)年5月28日

没年
昭和43(1968)年8月19日

出生地
長野

本名
若山 喜志

旧姓(旧名)
太田

経歴
若くして文学を志し、太田水穂の紹介で明治45年若山牧水と結婚。昭和3年牧水の死に会い「創作」代表となり、43年逝去するまで女流歌人の代表として活躍。歌集は「無花果」ほか計6冊あり、56年「若山喜志子全歌集」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「若山喜志子」の意味・わかりやすい解説

若山喜志子
わかやまきしこ

[生]1888.5.28. 長野,広丘
[没]1968.8.19. 立川
歌人。少女時代から詩歌親しみ,『アララギ同人となった (1910) 。若山牧水と結婚 (12) ,歌集『無花果』 (15) を経て牧水との共著『白梅集』 (17) で認められた。夫の死後は歌誌『創作』を引継ぎ,平明着実かつ力強い抒情で牧水の歌風を継承した。ほかに『筑摩野』 (30) ,『芽ぶき柳』 (51) などの歌集がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「若山喜志子」の解説

若山喜志子 わかやま-きしこ

1888-1968 明治-昭和時代の歌人。
明治21年5月28日生まれ。44年東京にでて太田水穂(みずほ)に師事。45年若山牧水と結婚し,2男2女の母となる。牧水の死後「創作」をついで主宰した。昭和43年8月19日死去。80歳。長野県出身。旧姓は太田。本名は喜志。歌集に「無花果(いちじく)」「筑摩野」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「若山喜志子」の解説

若山 喜志子 (わかやま きしこ)

生年月日:1888年5月28日
明治時代-昭和時代の歌人
1968年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の若山喜志子の言及

【若山牧水】より

…〈かたはらに秋ぐさの花かたるらくほろびしものはなつかしきかな〉(《路上》)。妻若山喜志子(きしこ)(1888‐1968)もすぐれた歌人として知られ,牧水没後の《創作》を主宰,1945年に及んだ。【本林 勝夫】。…

※「若山喜志子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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