若江鏡神社(読み)わかえかがみじんじや

日本歴史地名大系 「若江鏡神社」の解説

若江鏡神社
わかえかがみじんじや

[現在地名]東大阪市若江南町二丁目

「延喜式」神名帳に載る若江郡の小社「若江ワカエノ鏡神社」に比定される。現在の祭神は大伊迦槌大神・仲哀天皇・神功皇后。旧郷社。創建の事情は不詳だが、鏡作氏関係の社とする説(特選神名牒)や、「新撰姓氏録」(右京諸蕃)にみえる若江造一族の氏神とする説(大阪府誌)がある。「文徳実録」斉衡元年(八五四)四月二日条に「授河内国大雷火明神従五位下」とあり、これを当社とする説(河内志・河内名所図会・大阪府全志)があるが、否定する説(大阪府誌)もある。なお、「弘仁式」段階ですでに存在していたことが、「延喜式」古写本の金剛寺所蔵本の標注で知ることができる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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