山川 日本史小辞典 改訂新版 「茨城県地租改正反対一揆」の解説
茨城県地租改正反対一揆
いばらきけんちそかいせいはんたいいっき
1876年(明治9)11~12月に茨城県でおこった地租改正反対一揆。真壁・那珂(なか)両郡農民が,時相場による石代納(こくだいのう),地租改正入費の官費負担などを要求して,各所で集会・嘆願を行った。とくに那珂郡では鎮撫の警官を殺害し,県庁をめざして進撃したが,県庁の計略で主導者が殺され敗北。死刑3人を含む1000人以上が処罰された。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報