出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
大隈言道(おおくまことみち)の歌集。3巻3冊。1863年(文久3)刊。筑前(ちくぜん)福岡にあって独自の歌風を築いた言道が、自作を世に問うべく60歳にして大坂に上り、中の島に寓居(ぐうきょ)、10余年来の歌数万のなかから971首厳選し、自ら版下を書いて刊行した。その歌風は、着眼発想において奇抜、精緻(せいち)な観察を口語調のことばに盛って軽妙洒脱(しゃだつ)、斬新(ざんしん)な趣(おもむき)がある。「妹(いも)が背に眠るわらはのうつつなき手にさへめぐる風車かな」「さそひゆくちからつかれて散る花を流るる水にゆづる山風」。
[穴山 健]
『『校註国歌大系19』(1977・講談社)』
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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