デジタル大辞泉 「荒ら屋」の意味・読み・例文・類語 あばら‐や【▽荒ら屋】 1 荒れ果てた家。破屋はおく。やぶれや。粗末な家の意で、自分の家をへりくだってもいう。2 四方を吹き放した休憩用の小さな建物。あずまや。亭ちん。[類語]バラック・小屋・廃屋・廃家・襤褸屋ぼろや・茅屋・陋屋ろうおく 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「荒ら屋」の意味・読み・例文・類語 あばら‐や【荒屋・亭】 〘 名詞 〙① ( 亭・客亭 ) 東屋(あずまや)造りなどで、人の休むために設けた、四方あけはなしの小さな建物。ちん。あばら。〔十巻本和名抄(934頃)〕② ( 荒屋・荒家 ) 荒れ果てた家。廃屋。破れ屋。自分の家の卑称としても用いる。[初出の実例]「人知れぬあばら屋にながむる心細さなれば、深うも思ひたどらず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)澪標)「ごらんの通りの廃屋(アバラヤ)で」(出典:爛(1913)〈徳田秋声〉六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例