…江戸時代農政に関する法令集。22巻。1853年(嘉永6)成立。編者は幕府代官荒井清兵衛顕道(1814‐62)。地方(じかた)支配に精通していた編者が,後進の代官執務の便宜のために,長年にわたって収集した法令・書付・達書(たつしがき)・伺書(うかがいしよ)を,御代官心得,御取箇(おとりか),新田,検地など93項目に分類整理したもので,農政の実情を知るための好資料である。1935年滝川政次郎校訂で上下2冊本が刊行され,69年復刊。…
※「荒井顕道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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