荒亡・荒茫(読み)こうぼう

精選版 日本国語大辞典 「荒亡・荒茫」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぼう クヮウバウ【荒亡・荒茫】

〘名〙 (形動タリ) 荒れはてること。また、そのさま。
地蔵菩薩霊験記(16C後)一四当寺〈略〉乱世火災等の変数度なれば漸荒亡(クウバウ)して」
※狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉三「荒茫たる元の原野とならんのみ」

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