荒地野菊(読み)アレチノギク

デジタル大辞泉 「荒地野菊」の意味・読み・例文・類語

あれち‐のぎく【荒地野菊】

キク科一年草道端荒れ地に生え、高さ30~60センチ。全体に白い毛がある。葉は灰緑色で、細い。夏、黄色を帯びた白緑色の花を総状につける。南アメリカ原産で、明治の中ごろ日本に渡来 秋》筑紫路は―に野分かな/石鼎

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精選版 日本国語大辞典 「荒地野菊」の意味・読み・例文・類語

あれち‐のぎく【荒地野菊】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の一、二年草。南アメリカ原産の雑草で明治時代中期に渡来し、急速に広まった帰化植物。高さ三〇~六〇センチメートル。夏、白緑色で直径一センチメートルほどの頭状花が総状の穂となって咲く。いぬじおうぎく。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「いま人の丈より高くアレチノギクが伸びて」(出典:わたしの崋山(1965)〈杉浦明平〉一)

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