荒木家住宅(読み)あらきけじゆうたく

日本歴史地名大系 「荒木家住宅」の解説

荒木家住宅
あらきけじゆうたく

[現在地名]比和町森脇

比和川東方の寸為すんだめ山北麓にある。南西向き、桁行一〇間半・梁間五間、茅葺・入母屋造で近世初期を下らぬ頃の建築とみられ、社家住宅の特性を示すもので、国指定重要文化財。前庭北端には祈祷殿がある。荒木氏は永禄三年(一五六〇)貞勝が大和国からこの地に移り、東山あさひやま八幡宮(現森脇八幡神社)神官として今日に至ったといわれる。

主屋の向かって右半分は「うすにわ」とよぶ土間、左半分が部屋で土間の一角に駄屋(牛馬小屋)があり、いわゆる内駄屋の形式である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「荒木家住宅」の解説

荒木家住宅

広島県庄原市にある住宅。江戸時代中期に建てられたとされる。国指定重要文化財。

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