落方村（読み）おちかたむら

日本歴史地名大系

落方村
おちかたむら

• 兵庫県：西脇市
• 落方村

[現在地名]西脇市落方町

水尾（みずお）村の北、野間（のま）川東岸の扇状地に立地。加西郡に属する。天正一五年（一五八七）九月二四日の豊臣秀吉知行方目録（木下家文書）によれば「をちかた」四石余を木下家定に与えている。慶長国絵図には「おち方」と記載される。江戸期の領主の変遷は合山（あやま）村に同じ。正保郷帳によると田方一〇八石余・畑方四三石余。寛保二年（一七四二）の村明細帳（三草藩陣屋文書）では高一七九石余、川欠高二一石余を引いた残高のうち田方一二五石余・反別九町余、畑方三二石余・反別四町余、小物成は山年貢銀八匁、家数三九（高持三七・無高二）・人数一七〇、ほかに他所奉公二一、牛一二。

落方村
おちかたむら

• 三重県：飯南郡
• 飯高町
• 落方村

[現在地名]飯高町落方

波瀬（はぜ）村の南西にあり、櫛田（くしだ）川とその支流舟戸（ふなと）川が村内で合流する。櫛田川に沿って和歌山街道が通る。寛永一八年（一六四一）検地帳（徳川林政史蔵）に「落方村」と現れる。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」