葛城市(読み)カツラギシ

デジタル大辞泉 「葛城市」の意味・読み・例文・類語

かつらぎ‐し【葛城市】

葛城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「葛城市」の意味・わかりやすい解説

葛城〔市〕
かつらぎ

奈良県北西部,奈良盆地の南西部にある市。金剛山地の東斜面に位置する。 2004年新庄町と當麻町の2町が合体し,市制古代より難波飛鳥を結ぶ竹ノ内街道が通り,七世紀後半にこの地に移った当麻寺の寺領として栄え,奈良時代には白鳳文化の中心地となった。農業が主産業で,野菜・花卉栽培が盛ん。新庄では南西部を中心に工場が立地,紙・パルプ,電気製品,繊維が製造されるほか,昔ながらの製薬業も行なわれる。歴史遺産に恵まれ,多数の国宝や国の重要文化財を所蔵する当麻寺をはじめ,柿本人麻呂をまつる柿本神社,および石光寺などの古社寺,屋敷山古墳,二塚古墳 (ともに国指定史跡) ,飯豊天皇埴口丘陵 (いいとよてんのうはにくちのおかのみささぎ) などの古墳がある。市域の一部は金剛生駒紀泉国定公園に属する。 JR和歌山線,近畿日本鉄道南大阪線と御所線,国道 24号線,166号線,168号線が通る。面積 33.72km2。人口 3万6832(2020)。

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