蓮花寺跡(読み)れんげじあと

日本歴史地名大系 「蓮花寺跡」の解説

蓮花寺跡
れんげじあと

[現在地名]多良木町黒肥地 蓮花寺

球磨川右岸、標高一六〇メートル前後の沖積平野にあり、寺跡の南端は球磨川に接し、東側約一〇〇メートルに相良頼景館さがらよりかげやかた跡がある。宗派不明。本尊阿弥陀如来であった。寺域は地元ではガランサンとよばれ、そのほぼ中央に小さな堂があり、堂の裏手には、五輪塔などを乗せた石積基壇があり、堂を取囲むように多くの五輪塔・板碑があった。


蓮花寺跡
れんげじあと

[現在地名]むつ市柳町二―四丁目

現在の柳町二―四丁目にまたがるかつての字蓮華寺にあったものと考えられる。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」に「蓮華寺 大悲山天台、羽州羽黒山寂光寺末寺」とある。おそれ山支配をめぐって円通えんつう寺との間に争いがあり、安永九年(一七八〇)常念じようねん寺にお預けとなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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