蔑如(読み)べつじょ

精選版 日本国語大辞典 「蔑如」の意味・読み・例文・類語

べつ‐じょ【蔑如】

〘名〙 (「如」は語調を整えるために添えたもの)
① 小さくて見劣りがすること。
※本朝文粋(1060頃)八・今年又有春詩序〈源順〉「感今思古。揔蔑如也」 〔潘勖‐冊魏公九錫文〕
② (━する) 軽蔑すること。ばかにすること。蔑視
吾妻鏡‐養和元年(1181)正月二一日「平相国禅門驕奢之余、蔑如朝政
信長公記(1598)首「角田新五、忠節を仕候へども、程なく角田を蔑如になされ候事無念に存知

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蔑如」の意味・読み・例文・類語

べつ‐じょ【蔑如】

[名](スル)さげすむこと。蔑視。
国人を―するの罪」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蔑如」の読み・字形・画数・意味

【蔑如】べつじよ

軽んずるさま、蔑爾

字通「蔑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android