日本歴史地名大系 「蔵持山」の解説 蔵持山くらもてさん 福岡県:京都郡犀川町上高屋村蔵持山上高屋(かみたかや)にあり、標高四七二・三メートル。「くらもちさん」ともいう。山岳宗教(修験道)の山で、彦山(英彦山)七口の一。江戸時代末まで蔵持権現社・蔵持三所権現・蔵持山三社権現などと称される権現が祀られていた。建保元年(一二一三)に近い頃に成立したとされる「彦山流記」は彦山四九窟のうちに「第二蔵持窟」(空躰窟・空鉢窟ともいう)をあげ、「静暹聖人之建立」とする。静暹は天慶(九三八―九四七)初めに没したとされる。空鉢が門司関に飛んで、関に入った船の積米を持帰ったので、当山に蔵庫を建立、蔵持山と名付けた。空鉢は聖観音の化身である。彦山の四至の北限は「蔵持山法躰岳」であるという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
事典・日本の観光資源 「蔵持山」の解説 蔵持山 (福岡県京都郡みやこ町)「福岡県文化百選 名勝・景観編」指定の観光名所。 出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報 Sponserd by