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薄層クロマトグラフィー はくそうクロマトグラフィーthin-layer chromatography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

薄層クロマトグラフィー
はくそうクロマトグラフィー
thin-layer chromatography

TLCと略記する。シリカゲルアルミナなどの粉末吸着剤を焼石膏などと練り合せて,ガラス板上に薄膜状に固着させ,乾燥させたものを使ったクロマトグラフィーペーパークロマトグラフィーに似ているが,それと比べて展開時間が短く (数分~数十分) ,各成分の分離がよく,強酸強塩基,反応性の高い試薬などを成分の検出に使うことができるので,反応のモニター,微量物質の分離,精製に研究室で多用されている。そのほか,公害物質の検出定量にも利用される。

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栄養・生化学辞典の解説

薄層クロマトグラフィー

 固定相をガラスやプラスチックの板に塗布して乾燥したものとし,溶媒を移動相として行うクロマトグラフィー.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

薄層クロマトグラフィー
はくそうくろまとぐらふぃー
thin layer chromatography

濾紙(ろし)クロマトグラフィーの濾紙のかわりに、ガラス板上に固着された吸着剤の微粉末の薄い層を用いるクロマトグラフィーをいう。吸着剤は、シリカゲル、アルミナ、セルロース粉末などが普通であるが、イオン交換樹脂やセファデックス(架橋デキストランの商品名)のようなものも特殊な目的に用いられる。シリカゲルは容量が大きく、吸着および分配の両クロマトグラフィーに有用であり、固定相の選択により、吸着、分配、イオン交換などの各種クロマトグラフィーが簡単に行える。
 試料を薄層板の下端近くにスポットし、適当な溶媒によって展開させ、ペーパークロマトグラフィーと同様な検索を行うが、薄層の場合には、スポットの部分をかき取って抽出し定量することもできる。ペーパークロマトグラフィーに比べて検出感度や分離能に優れ、迅速かつ再現性がよいなどの長所があり、医薬品、抽出物、生化学的処理物質の確認、あるいは混合物の分離検出など、応用はきわめて広い。[高田健夫]

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世界大百科事典内の薄層クロマトグラフィーの言及

【クロマトグラフィー】より

…移動相は成分を前進させる力として,固定相はこれに抵抗してとどめようとする力として働いている。なお,分離は図の上から5段目または6段目あたりで止める方法(後述の薄層クロマトグラフィーやペーパークロマトグラフィーの場合)と成分ごとに溶出させて検出器に導き,クロマトグラムを自動的に得る方法(ガスクロマトグラフィーや高速液体クロマトグラフィーの場合)とがある。 固定相の種類を選ぶことによって,吸着,溶解,分子ふるい,イオン交換などの現象を利用できる。…

※「薄層クロマトグラフィー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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