① キク科の多年草。本州以西の低山帯に生える。高さ約三〇センチメートル。葉は長さ約五センチメートル、幅約一センチメートルで、先がとがり、下面には白い綿毛が密生する。夏から秋に茎の先に、両面とも綿毛に覆われて白い花びらのように見える包状葉が数枚出て、その間に灰白色の小さな頭花が集まって咲く。雪のように白い綿毛を付けているのでこの名がある。《 季語・夏 》 〔日本植物名彙(1884)〕
② ウスユキソウ類に属するキク科植物の総称。この属は多く高山に産し、中でもアルプスのエーデルワイスが有名で、日本ではヒナウスユキソウ、ホソバヒナウスユキソウなどが高山植物として知られている。