親柱の後ろに2本の控柱を立て,切妻(きりづま)の屋根をかけた門。女梁(肘木)と男梁(腕木)は親柱と控柱の両方にまたがるようにおかれ,男梁の上の板蟇股(いたかえるまた)が支える棟木も親柱と控柱の間に位置する。四脚門よりは格下だが,棟門より格上とされる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…屋根は切妻造であるが,近世以後は入母屋造のものもでき,また唐破風(からはふ)形にしたものも現れる。 薬医門(図5)は側柱が片側だけにあるもので,本柱は門の中心より前方にあり,棟の真下にこない。この名称の起源については諸説があるが明らかでない。…
※「薬医門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」