藍本(読み)ランポン

精選版 日本国語大辞典 「藍本」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぽん【藍本】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「荀子‐勧学」の「青出之藍而青於藍」による ) 原本。原典。底本。
    1. [初出の実例]「司馬長卿・揚子雲賦家の太祖たり、此文に奇異の字多く、むづかしく作りかけし、其の法を以て王李の藍本とす」(出典:蛻巖先生答問書(1751‐64か)上)
    2. [その他の文献]〔居易録‐巻二六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「藍本」の読み・字形・画数・意味

【藍本】らんぽん

手本粉本。〔憶書、四〕縣の、~工(たく)みに白人物を畫く。~其の人物を白するや、皆出だすに心思を以てし、~然る後筆を幅上に揮(ふる)ひて之れをく。他人の、必ず稿を假りて本と爲すに似ず。

字通「藍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android