20世紀日本人名事典 「藤原元太郎」の解説
藤原 元太郎
フジワラ モトタロウ
明治〜昭和期の実業家,政治家 第一合同銀行取締役;衆院議員(国民党)。
- 生年
- 慶応2年1月10日(1866年)
- 没年
- 昭和8(1933)年3月6日
- 出生地
- 備前国児島郡八浜村(岡山県玉野市)
- 経歴
- 貝類の養殖を業とし、明治23年児島養貝株式会社を設立。25年玉井村の村長に選ばれ、34年に同村が八浜町となった後も引き続き町長を務め、通算して約33年間在職した。この間、岡山県会議員として県政にも参与し、明治42年には県会議長に選出された。さらに大正4年には国政の場に進出し、国民党所属の衆院議員となるが、1期で引退。また、東児銀行の経営にも関わり、7年の同行の頭取に就任。次いで、11年に同行が第一合同銀行に合併されると、その取締役となった。その他にも、産業や水産など各種団体の要職を歴任、岡山県の産業発展に寄与するところが大きかった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報