藤林村(読み)ふじばやしむら

日本歴史地名大系 「藤林村」の解説

藤林村
ふじばやしむら

[現在地名]君津市藤林

高水たかみず村の南東に位置し、小櫃おびつ川上流右岸に立地。村内を南へ下り、東は同川を渡って草川原くさがわら村へ、西は同じく川俣かわまた村へ通じる道があり、三差路の享保二年(一七一七)道標には右に「三石山二十八丁」、左に「きよすみ道」と記す。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高六四石。元禄郷帳では高六六石余、天保郷帳では高八八石余。寛文四年(一六六四)には久留里藩領で(寛文朱印留)、以降の領主変遷向郷むかいごう村に同じ。


藤林村
ふじばやしむら

[現在地名]白鳥町ろく

高久こうきゆう村の南東、長良川の支流牛道うしみち川の上流右岸段丘上に立地。おり村・高久村と合せて折三ヶ村と称した。慶長郷帳では「うしミつ(牛道)・中西共」の内と推定される。正保郷帳に村名がみえ、田方一三石余・畑方三八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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