
(たく)の省形+
(こん)。
は穀類などを収める
(ふくろ)。その穀実を虫が食いあらすことを蠹食という。〔説文〕十三下に「木中の蟲なり」とあり、すべて内部にあってものを
食することを蠹という。〔周礼、秋官、翦(せん)氏〕に「蠹物を除くことを掌る」とあり、呪禁や毒物の法をしるしている。正体の知られないものであるから、蠱(こ)(虫まじ)の類と考えられていたのであろう。
字鏡〕蠹 乃牟之(のむし) 〔名義抄〕蠹 ノムシ・ムシカメタリ 〔
立〕蠹 マジワサ・フムシ・トブムシ・コト・タブロカス・ハマ・マトフ・マジモノ 〔字鏡集〕蠹 ツヒヤス・ムシバム・ムシカム・ノンド・ノムシ・スミハムシ・ヤブル・オホムシ
・
taは同声。獣屍の
敗(とはい)・
解(とかい)するのと、穀実を蠹食するのと、相似たことをいい、同系の語である。
▶・蠹毒▶・蠹犯▶・蠹物▶・蠹編▶
蠹・虫蠹・内蠹・曝蠹・邦蠹・民蠹・螟蠹・吏蠹出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...