衆評(読み)シュウヒョウ

デジタル大辞泉 「衆評」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【衆評】

世間一般の人たちの批評大衆の間での評判世評
多数の人々による話し合い。大衆の評定
「奈何なる策をか施さんとやや―におよぶにぞ」〈染崎延房・近世紀聞〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衆評」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ひょう‥ヒャウ【衆評】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多くの人の批評。世間の評判。世評。
    1. [初出の実例]「併、自さびの附たるとばかり覚えて、衆評に此事なれば、愚意の誤覚束なし」(出典:俳諧・随門記(1695))
  3. 多くの人々による話し合い。衆人の評定。しゅひょう。
    1. [初出の実例]「されど右を捜し残して無き共難申ければ、衆評之上、戸前を明(あけ)灯火など入て捜しけれど何も無し」(出典随筆耳嚢(1784‐1814)六)

しゅ‐ひょう‥ヒャウ【衆評】

  1. 〘 名詞 〙しゅうひょう(衆評)〔大内氏掟書‐八九~九三条後書・文明一八年(1486)四月二九日〕
    1. [初出の実例]「医師衆評之上、其趣を秀次公へ申上しかば」(出典:太閤記(1625)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android