デジタル大辞泉
「行平」の意味・読み・例文・類語
ゆき‐ひら【行平/雪平】
厚手の、陶製の深い土鍋。取っ手・注口・ふたが付いており、かゆを煮るのに用いる。在原行平が海女に潮をくませて塩を焼いた故事にちなむという。現在では、注口が付いた金属製の片手鍋のこともいう。ゆきひらなべ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ゆきひら【行平・雪平】
- 〘 名詞 〙 「ゆきひらなべ(行平鍋)」の略。
- [初出の実例]「雪平(ユキヒラ)か小鍋でかお温(あっため)よ」(出典:人情・春色梅児誉美(1832‐33)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ゆきひら【行平/雪平】
➀片手の柄の付いた金属製の打ち出し鍋。ふたはなく、注ぎ口が付くのが一般的。
➁注ぎ口・持ち手・ふたの付いた、急須を大きくしたような形の土鍋。おもにかゆを煮るのに用いる。◆「行平鍋」ともいう。在原行平(ありわらのゆきひら)が海女(あま)に塩を焼かせたという故事から。
出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報
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行平
ゆきひら
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 初演
- 寛文1.8(江戸・日向太夫座)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の行平の言及
【行平鍋】より
…土なべの一種で〈雪平鍋〉とも書く。注ぎ口と取っ手をつけ,ふたのあるなべで,単に行平とも呼ぶ。厚手につくられるので煮たものが冷めにくく,粥をたくには最適である。…
※「行平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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