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行平鍋/雪平鍋 ユキヒラナベ

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デジタル大辞泉の解説

ゆきひら‐なべ【行平鍋/雪平鍋】

行平(ゆきひら)

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百科事典マイペディアの解説

行平鍋【ゆきひらなべ】

行平とも。土鍋の一種。厚手の陶器製で,蓋,持ち手,注ぎ口がついている。加熱が緩徐で保温性に富み,かゆ,おもゆをたくのに適する。塩を焼く器から起こる名といわれ,在原行平が須磨で塩焼の海女と親しんだ故事にちなむという。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆきひらなべ【行平鍋】

土なべの一種で〈雪平鍋〉とも書く。注ぎ口と取っ手をつけ,ふたのあるなべで,単に行平とも呼ぶ。厚手につくられるので煮たものが冷めにくく,粥をたくには最適である。大田南畝の《一話一言》によると,天明(1781‐89)末ころから作られるようになり,それまで一人前のなべ物には鋳物の小型のなべが使われていたが,その鉄なべにとってかわって普及したという。行平の語源については,在原行平(ありわらのゆきひら)が須磨で海女に塩を焼かせた故事にちなむとも,煮たものの湯げのぐあいを〈湯気平(ゆげひら)〉と表現し,それを行平にしたなどとする説がある。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

ゆきひらなべ【行平鍋/雪平鍋】

行平。⇒行平

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

行平鍋
ゆきひらなべ

厚手の陶製の鍋で、土鍋の一種。雪平鍋とも書く。単に「ゆきひら」ともいう。語源は、在原行平(ありわらのゆきひら)(818―893)が須磨(すま)で海女(あま)に塩を焼かせたという故事があり、塩を焼くのに用いた器にちなんだものといわれている。蓋(ふた)のほか、持ち手と注(つ)ぎ口がついている。天明(てんめい)(1781~89)の末ごろからつくられるようになり、それまで用いられていた一人前用の鋳物製の小鍋にとってかわるようになったといわれる。加熱が穏やかで保温力がよいので、粥(かゆ)や重湯(おもゆ)を炊くのに適している。なお、アルミニウムや銅の打出鍋で、木製の柄のついた片手鍋も行平鍋という。[河野友美・大滝 緑]

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