衲子(読み)ノウス

精選版 日本国語大辞典 「衲子」の意味・読み・例文・類語

のう‐しナフ‥【衲子】

  1. 〘 名詞 〙のっす(衲子)
    1. [初出の実例]「参禅の衲子(ナフシ)に限った現象とは認められぬ」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石一二)

のっ‐す【衲子】

  1. 〘 名詞 〙 仏語衲衣(のうえ)を着る者の意で、特に禅僧のこと。衲僧。のうし。
    1. [初出の実例]「衲子投誠して修造せんことを請せしに」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持)

のう‐すナフ‥【衲子】

  1. 〘 名詞 〙のっす(衲子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「衲子」の読み・字形・画数・意味

【衲子】のう(なふ)し

僧。禅僧。宋・黄庭堅〔密老の五峰に住(とど)まるを送る〕詩 水邊林下、衲子にふ 南北東西、古

字通「衲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android