袖の浦(読み)ソデノウラ

デジタル大辞泉の解説

そで‐の‐うら【袖の浦】

着物の袖が涙にぬれているのを、に見立てていう語。
「忍びねの涙たたふる―になづまず宿る秋の夜の月」〈山家集・中〉

そでのうら【袖の浦】[地名]

神奈川県鎌倉市、七里ヶ浜の別称。
山形県酒田市、最上川河口付近の海岸。[歌枕]
「―のなみ吹きかへす秋風に雲の上まで涼しかるらむ」〈新古今・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

そでのうら【袖の浦】

涙にぬれた袖を浦に見立てていう語。 「心にしみて-のひる時もなく/小大君集」

そでのうら【袖の浦】

山形県酒田市、最上川河口付近の海岸。⦅歌枕⦆ 「 -たまらぬ玉のくだけつつ寄せても遠く帰る浪かな/建保名所百首」
神奈川県鎌倉市稲村ヶ崎の西方の海岸。七里ヶ浜の異名。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

そで【袖】 の 浦(うら)

衣の袖が悲しみの涙にぬれているのを浦にたとえていう語。
多武峰少将物語(10C中)「そでのうらに身をうしほやくあまなればみるめかづかであらむものかは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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