裁く(読み)サバク

デジタル大辞泉 「裁く」の意味・読み・例文・類語

さば・く【裁く/×捌く】

[動カ五(四)]
(裁く)理非を明らかにする。裁判する。「罪を―・く」「人を―・く」
手を使ってものを思いのままに扱う。「ヒット性の打球を難なく―・く」「手綱を―・く」
ごたごたした物事や複雑なことを、適切に処理する。「会社を一人で―・いている」「もめごとを―・く」
品物売りつくす。「滞貨を全部―・いた」

㋐くっついたりからまったりしやすいものを、解き分ける。「髪を―・く」「着物の裾を―・く」「力士が下がりを―・く」
料理で、材料包丁を入れて切り離し、ばらばらにする。「鴨を―・く」
[可能]さばける
[動カ下二]さば(捌)ける」の文語形
[類語]扱う取り扱う計らうこなす切り回す取りさばく処する律する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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