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熟す コナス

デジタル大辞泉の解説

こ‐な・す【熟す】

[動サ五(四)]《粉(こ)に成す、の意》
食べた物を消化する。「胃腸で食物を―・す」
かたまっているものを細かく砕く。「畑の土を―・す」
技術などを習って、それを思うままに使う。また、身につけた技術でうまく扱う。自在に扱う。「数か国語を―・す」「新型の機器を―・す」
与えられた仕事などをうまく処理する。「ノルマを―・す」
売りさばく。「在庫品を―・す」
見下げる。けなす。
「這入れませんと恐れ入ったら、それ見ろと直ぐ―・されるに極っている」〈漱石・坑夫〉
動詞の連用形に付いて、自分の思いのままにする意を表す。うまく…する。完全に…する。「使い―・す」「乗り―・す」「読み―・す」
[可能]こなせる

じゅく・す【熟す】

[動サ五]じゅく(熟)する」(サ変)の五段化。「さくらんぼの―・すころ」「まだ機が―・さない」
[動サ変]じゅく(熟)する」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こなす【熟す】

( 動五[四] )
食べた物を胃腸で消化する。 「食べた物を-・す力がない」
大きな物を砕いたりして細かくする。 「河岸かしで鮪まぐろでも-・す様に切て仕舞ました/怪談牡丹灯籠 円朝」 「木を伐り-・す/宇津保 俊蔭
身につけた技術・知識によって、困難で手間のかかる事柄をうまく処理する。 「どんな役でも器用に-・す」 「これだけの仕事はとても私一人では-・し切れない」 「このロボット一台で三〇人分の仕事を-・す」 「数を-・す(=多数ノモノヲ扱ウ)」
人をけなす。軽くあしらう。 「姉さん達が狂気のやうに-・す理由はない/執着 秋江」 「客に内甲うちかぶとを見られ-・さるると太夫の位がなく/浮世草子・禁短気」
穀類を採って粒にする。脱穀する。 「大豆を-・す」
(他の動詞の下に付いて)その動作を楽々としてしまう。巧みにする。 「難曲を弾き-・す」 「着-・す」 〔「こなれる」に対する他動詞〕
[可能] こなせる

じゅくす【熟す】

( 動五 )
〔サ変動詞「熟する」の五段化〕 「熟する」に同じ。 「機がまだ-・さない」
( 動サ変 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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