しょう‐ぞ・く〔シヤウ‐〕【装▽束く】
[動カ四]《名詞「しょうぞく(装束)」の動詞化》装束を着ける。よそおう。そうぞく。
「いと細やかになよなよと―・きて」〈源・浮舟〉
そう‐ず・く〔サウ‐〕【装▽束く】
[動カ四]《名詞「そうずく(装束)」の動詞化》「しょうぞ(装束)く」に同じ。
「舞の子ども、君達いとになく―・きて」〈宇津保・嵯峨院〉
そう‐ぞ・く〔サウ‐〕【装▽束く】
[動カ四]《名詞「そうぞく(装束)」の動詞化》
1 装束を身につける。
「幼き人、参らまほしげに思ひたれば、―・かせていだし立つ」〈かげろふ・中〉
2 装飾をほどこす。支度する。
「唐めいたる船造らせ給ひける、急ぎ―・かせ給ひて」〈源・胡蝶〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しょうぞく【装束く】
( 動
カ四 )
〔名詞「装束」の動詞化。「そうぞく」とも〕
装束を身に着ける。装う。そうずく。 「軽びやかに-・きたる男一人寄り来りて/今昔 23」
そうずく【装束く】
( 動
カ四 )
動詞「
そうぞく(装束)」に同じ。 「いとになく-・きて琴弾き遊ぶ/宇津保
嵯峨院」
そうぞく【装束く】
( 動
カ四 )
〔名詞「そうぞく(装束)」を活用させた語〕
① 装束を着ける。よそおう。 「しなやかなる童の、えならず-・きたるぞ歩み来たる/源氏 夢浮橋」
② 支度を調える。飾りつける。 「 - ・かれたる御琴三つ御笛三つとりいでさせ給ひつ/宇津保 蔵開上」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
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