複縦線(読み)フクジュウセン

デジタル大辞泉 「複縦線」の意味・読み・例文・類語

ふく‐じゅうせん【複縦線】

楽譜で、楽曲段落や曲の終止を示すための2本の垂直線。終止を示す場合は右側の線を太くする。→単縦線

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精選版 日本国語大辞典 「複縦線」の意味・読み・例文・類語

ふく‐じゅうせん【複縦線】

〘名〙 音楽で、五線譜上に垂直に引く二本の縦の線。同じ太さの二本の縦線拍子調子の変わる箇所を示し、一方を太くした縦線は終止を示す。小節を区分する単縦線に対していう。〔音楽字典(1909)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「複縦線」の意味・わかりやすい解説

複縦線
ふくじゅうせん
double bar

音楽用語。譜表上の小節線 (縦1本) の代りに縦に2本引かれ,楽曲の段落や終止を表わす。終止の場合うしろの1本が太い。

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世界大百科事典(旧版)内の複縦線の言及

【譜表】より

…音符や休符はこれらの線上または線間に記されるが,5線の音域を上下に3度以上越える場合は,臨時に短い加線(かせん)が加えられる。譜表に付随する記号には,このほか音部記号調号,拍子記号,縦線,複縦線,連結括弧(ブレース)などがある。音部記号によって特定の線の音高が定められ,自動的に他の線の相対音高と譜表全体の基本音域も確定される。…

※「複縦線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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